第5回視覚障害者福祉機器展報告

8月7日(日)第5回視覚障害者福祉機器展が開かれました。

勿論、REVIネットの団体としての最後の大きなイベントでした。

過去9年間のREVIネットの集大成としての機器展でありたいとの思いも大きかったのですが、業者の選定が充分にはいかず、規模として少し物足りなかったかなと思いました。

平成10年3月に松阪で行いました第1回目の機器展の時代は、全国でも視覚障害者に限った機器展はそれ程多くは開催されておらず、遠方からでも喜んで参加して頂けたのですが、ここ5年程は全国各地で機器展が開催され、「地方へは・・・」と断られたり、機器展自体がダブったりと、準備段階に大きな障害を乗り越えなくてはなりませんでした。

しかし、それだけ全国で大勢の目の不自由な方が、便利な情報を得て、少しでも暮らしやすく、生活を楽しんで下さっているのだと思うと、大きな意味で先駆的な役割を果たして来たようにも思います。

今回は、中心地の津市でしたので、期待は大きかったのですか、三重県でも機器展は他の団体でも開催しておられますし、団体に属しておられる方たちには、充分行き渡っているように感じられました。その分、初めての来場者、または眼科からの紹介でこられた方がいつもより多く、「情報の届かない方たちに情報を」というREVIネットの悲願はホンの少し実現しつつあるのかなとは思いながら、まだまだと言う声も多く、これからの課題でもあります。

会場が5階で、アスト津のビル自体が障害者の方には、少し解り辛い事もあって、ボランティアの方たちには一日大変な御苦労をおかけいたしました。

暑い日でもありましたし、手引の皆さんには本当に厳しい環境でご迷惑おかけいたしました。初めての場所でもあり、荷物の配送などにも大勢の皆さんのお力をお借りして何事もなく、無事に完了できた事が奇跡のように思いました。

いつもの喫茶コーナーも、「最後だからお抹茶しよか」と申し出て下さった**さんのご好意に甘えて、とってもいい感じの締め括りが出来たと思います。

いつも思うのですが、機器展でのボランティアの皆さんのご協力はとても大きな力を感じます。「多方面のジャンルの方達の協力があっていいですね」と、前回出展の京都ライトハウスの方にも褒めていただきました。

終わった後の、なんともいえない暖かい気持や、充実感はボランティアの皆さんや、スタッフ、業者の方たちと一つの物を作り上げたという充実感とも感じました。 ありがとうございました。


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