5月29日午後、三重県眼科医会・日本眼科医会主催、四日市市社会福祉協議会協力の下、四日市視覚障害者福祉センターにおいて、『拡大読書器使用法講習会』が開かれました。5月にしてはとても蒸し暑い中、39名の参加者があり、予想をはるかに上回る盛況に、主催者側は大慌て、うれしい悲鳴でした。
拡大読書器は視覚障害者日常生活用具給付対象品であり、ルーペなどでは十分見えない人にも字が読める高性能さで人気の高い品ですが、最近種類がどんどん増え、何をどう選んだらよいかわからないとか、入手したが使いこなせないなどの声が多く寄せられています。
そこでこの講習会では、まず、おなじみアイパートナーの前川賢一氏を講師に迎え、拡大読書器の選び方、使い方のコツを教えていただき、そのあと実際に使ってみる事にしました。
準備した機種は、ﾀｲﾑｽﾞｺｰﾎﾟﾚ-ｼｮﾝ、ﾅｲﾂさんの｢ご協力を得、以下の、タイプの違う最新型6機種です。両社の担当者にも来ていただき、それぞれの機種の特徴や使い方も実地で教えていただく事ができました。
どの機種の前にも人だかりができ、説明を聞きながら次々と試しては、「これは便利だ」「見やすい画面だ」「私はこっちの方がいいなあ」など感想を述べ合っていました。この場で購入を決めた人も何人もいました。
拡大読書器にせよ何にせよ、実物を見て、使って、比較してから入手したいもの。今後も機会があればこのような会を開きたいと思います。 （一尾）