古代エジプトに遊ぶ  大内山村  服部 芬

明るく暖かい日、県立美術館で古代エジプトファラオ王の宝物(発掘された品々)を友達に手を引かれ参加、見学させて頂きました。

初めに館の学術研究家の説明を受けました。しかしそれはアイパートナーの方々の説明でありました。展示上の説明は一般の人と同じように、録音された説明を聞くしか理解の仕様が無い様で、友達もどの様に説明したら良いのか解らないらしく、ただ手を引っ張ってくれるだけでした。そのうち何人かがボランティアの方の説明のもとに、集まって聞いているらしくそのグループに混ぜて頂きました。

手や足がどの様に置かれているか、尾の先はどの様になっているのか、又、長さや幅はどの位なのか、等々大変詳しく説明して下さり有難かったです。

紀元前2,400年前、素晴らしい文明が発達していて、王の墓の周りには様々な飾りがほどこされ、彫刻され、死後の世界、又未来に生き返った時の為なのか、沢山の生活必需品等をミニチュアにし一緒に置かれたり、ミイラの棺の横には内臓を入れる壷が置かれそれを守る人々が刻まれてあると言う・・・。

内臓のツボは三つあり、肝臓、肺、腎臓の三つが入れられた。何故か心臓はない・・・。心を体から抜き取る事は出来なかったのか?それとも心は生き返った時の為、取り出せなかったのか?古代人のものの考え方には、心を打たれるものがあった。

もし、私達も死後も現世も見えるなら、新しく良く見える目が欲しいと思います。すごく欲深の私です。

そうそう、きれいな色彩も使われていたのですって。現代人とあまり変わりないですね。

宇宙は絶え間なく繰り返されているのかも知れませんね。何億年も、何百億年も昔はもっと文明が進んでいたのかも知れません。

ほんの少しの通過点を生きている私達です。心の目で見たエジプト展でした。

これからも私たち視覚障害者の為に、声のボランティア、心の目のボランティアをどうかよろしくお願い申し上げます。

本当に楽しい一日でした。


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