鈴鹿市視覚障害者歩行訓練助成事業移行について

宮本 治子

平成10年度に発足した鈴鹿市視覚障害者歩行訓練助成事業を、平成14年度からNPO法人アイパートナーさんに移行することになりました。

当事業は、前会長の塚本敏隆さんが、カイバナ眼科さんでの歩行訓練の際に、市役所の障害課に積極的に交渉して下さって、塚本さんの自宅周辺の歩行訓練に2回の課長さんの見学も含む働きかけで実現したものです。

翌年の事業の発足でしたので、柔軟な市の対応に感激しましたし、塚本さんの行動力に本当に感謝しました。REVIネットも発足したばかりでしたので、世間にどれほど認めていただけるかは未知数でしたから、鈴鹿市の事業発足はまさに百人力の感がありました。

しかし折角の事業でしたが、充分の利用者がなく予算も使い切れない状態で、送る年度が多く関わる当事者として悩みの深かったところです。

平成12年にアイパートナーさんが事業を始められて、視覚リハの立場から、歩行訓練のみでなく、点字、日常生活訓練、パソコンと全般に亘って指導していただける、前川さんに事業を引き受けていただけたらと考えていました。このほど、鈴鹿市の高齢障害課にも引継ぎを済ませ、14年度からアイパートナーの前川さんに事業を引き継いでいただく事になりました。取りあえず14年度は歩行事業のみですが、新しい分野の予算もつけていだける可能性は充分あると思いますので、該当の皆さんの沢山のご利用を期待しています。

力不足で申し訳ない結果になりましたが、塚本さん始めお世話になりました皆さん本当にありがとうございました。



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