*今、高知県の視覚リハが元気です。福祉と教育の枠を超えて活発なとりくみが行われています。
教育と福祉が枠を越えて手を結び、高知県の盲学校の設備・人材、福祉のサービス・ノウハウといった高知県内の既存システムを有効に連携させて、視覚障害者福祉の一層の向上を図るという内容です。
高知県は、面積145平方キロメートル、人口82万人、北には四国山脈がそびえたち面積の80パーセント以上が山間地域であり東西に細長い三日月のような地形をしています。このような地理的条件もあり、中心部との情報の格差があるのが実状だそうです。
現在、高知県には約4000人の視覚障害者がいて、その8割以上を中途視覚障害者が占めているそうです。しかし、「県内には中途視覚障害に関する専門の情報窓口が少なく、リハビリにまで結びつかない状態があったようです。ルミエールプランは、そんな状況の中から生まれて来ました。
など
高知県立盲学校の教室を利用したサロンに、拡大読書器やルーペ類、点字器、文具、ゲーム・がん具、時計、録音機器、台所用品など約50種類の機器や便利グッズを展示。中には、100円ショップで購入できる商品を、視覚障害者にも使い勝手のよい生活グッズとして転用できる事例紹介も行っているそうです。
視覚障害者生活訓練指導員(歩行訓練士)等が高知県立盲学校展示室の機器類をバスに乗せて、県内の遠隔地、中山間地区など、高知市に出て来にくい所に、年3−4回出張し、視覚障害者の出前相談、専門家に対する出前講座を開催するそうです。
*などなど元気なとりくみが行われています。今年マスコミや視覚障害リハの研究会で良く耳にした高知での動きをみなさまにもお知らせしました。これからの三重の視覚リハの方向を考えるときの参考になると思っています。